2014年3月19日付けで、FC2ブログシステムのオープンソースが公開されました。
関連記事:http://fc2information.blog.fc2.com/blog-entry-1354.html
新し物好きの筆者は、早速インストールしてみましたので(笑 下記にその手順を記載しておきます。
なお、このシステムの構築には、MySQLデータベースが必須になりますので、事前に準備されていることが前提になります。
今回インストールに使用したサーバーは、エックスドメインの無料サーバーです。 基本的なサーバーの仕様は、本家であるエックスサーバーと同じと思われますので、検証はしていませんが、エックスサーバーでもインストールは可能かと思います。(インストールに伴う結果については当方免責としますので自己責任でお願いします)
まず、ソースをダウンロードします。(画像クリックでダウンロードページへ飛びます)
ダウンロードが終わったら、解凍ソフトで解凍します。
解凍すると「blog-master」というフォルダが現れるので、それをダブルクリックすると、下記のようになります。
次に「public」フォルダをダブルクリックで開き、中にある「config.php.sample」というファイルのファイル名を「config.php」にリネーム(変更します。(これは編集後でも可)
リネームした「config.php」をテキストエディタで開き、コメントアウトで記載された説明通りに内容を変更・編集します。
編集するのは、事前に作成しておいた「データベース情報」と「ドメイン名」、「適当な英数字」になります。
ただ、エックスドメイン無料サーバーのMySQLのバージョンがちょっと古いので、デフォルトでは UTF8MB4 となっている部分を UTF8 に変更してください。
例:define(‘DB_CHARSET’, ‘UTF8‘); // MySQL 5.5未満の場合はUTF8を指定してください
また、適当な英数字が思いつかないという方は、こちらのWEBツールが便利です ↓
http://www.japan9.com/cgi/rand_num.cgi
それから、一番下の行の記述ですが、今回の場合は、相対パスをデフォルトから変更しました。
変更前:require(dirname(__FILE__) . ‘/../app/core/bootstrap.php’);
変更後:require(dirname(__FILE__) . ‘/app/core/bootstrap.php’);
以上で「config.php」の編集は終わりです。
いよいよアップロードしていきますが、今回はルートディレクトリにインストールします。
ドメイン直下の階層に、「app」フォルダをそのままと「public」フォルダの中身をアップロードします。
この際、「app」フォルダの中にある admin/.htaccess と 「public」フォルダ内にある .htaccessの両方の一行目に、「php_value display_errors on」という記述があるのですが、これを削除します。
これを残しておくと、インストール時に500エラーが出るので、必ず削除しておきましょう。
アップロードには少し時間がかかりますが、気長に待ちますww
アップロードが完了したら、app/temp と public/uploads のパーミッションを「707」 に変更します。
完了したら、http://あなたのドメイン/admin/install.php にアクセスします。
下記のような画面が出れば正常です。
説明通りに作業されていれば、上記のような表示になるはずです。
もし、表示が赤でバツ印がついた項目があれば、そこを修正し、再度
http://あなたのドメイン/admin/install.php にアクセスし直してください。
インストールをクリックすると、下記のような画面になりますので、すべての項目を埋めていきましょう。
登録が完了すると下記のような画面になりますので、指示通り、サーバー上にある admin/install.php のファイルを削除します。
あとは、登録画面で設定したIDとパスワードでログインすれば管理画面にアクセスできます。
以上で、インストールは完了です(^^) 簡単ですね。
ただ、筆者がインストールした環境ではプラグインの作成とテンプレートの作成がエラーになりできない状態です。
どれかのファイルのパーミッションが原因なのか、サーバー自体に問題があるのかは今のところ未確認ですが、ブログの機能自体は正常に動作しています。
まだ、リリースされたばかりで情報も少ないので、公式な説明や今後のバージョンアップに期待したいと思います。
セキュリティが気になる方は、「app」フォルダをルート外に設置されることをお勧めします。
その場合は「config.php」内の記述の一番最後の行の相対パスを編集してください。(現時点では筆者は検証していません)
By takabun